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神戸・北野坂のジャズバーSONEで、昼下がりの贅沢な寄り道

日曜の昼下がり、神戸・北野坂の老舗ジャズバーSONEへ。1,000円で生演奏が聴けて、ビールとナッツを頼んでも2,500円。贅沢って、高いお金のことじゃないんですね。

目次

神戸・北野坂のジャズバーSONEで昼下がりを過ごす女性

夏って、意外とジャズに合うな、と思う。

ジャズが生まれたのは、アメリカ南部・ニューオーリンズ。真夏でも蒸し暑い、あの街です。

だからなのか、ジャズは夏に合う。もちろん秋の夜長にもしみじみ合うのだけれど、夏の熱気の中で聴くジャズには、また別の気持ちよさがある気がします。

以前、初夏に屋外のジャズコンサートに行ったことがあって。風を感じながら聴くジャズが、それはもう格別で。あの感覚を、ずっと覚えています。


神戸とジャズは、切っても切れない

北野坂に佇むジャズバーSONEの外観

ジャズが日本に入ってきたのは大正時代。最初に根付いた街のひとつが、神戸だったと言われています。港町で外国文化に開かれていた神戸は、ジャズが育ちやすい土壌だったのかもしれません。

SONEが北野坂に誕生したのは1969年。以来、半世紀以上にわたって神戸のジャズシーンを支え続けてきたお店です。

店内に入ると、アンティークの彫刻が施されたバーカウンター、ステンドグラス、レンガの壁。神戸らしい、少し異国の香りがする空間が広がっています。「ちゃんとしたお店だ」と、入った瞬間にわかります。


昼間なのに、夜の雰囲気がある

アンティークなバーカウンターが並ぶSONEの店内

今回訪れたのは日曜の昼下がり。でも店内は薄暗くて、ちゃんとジャズバーの夜の雰囲気があります。

外は明るい夏の午後なのに、扉を開けた瞬間に別の空気に包まれる感じ。この落差が、また気持ちいいんです。

そして、お客さんの雰囲気がまたいい。おしゃれにバッチリ決めてきている人もいれば、お散歩の途中です、という感じの人もいる。ビールを飲んでいる人もいれば、ただ静かに聴いているだけの人もいる。かしこまらずに、気軽に来ていい場所なんだと思いました。

年配の方が多めで、演奏が終わると出演者と話している方も何人か。そして……ちらほら、気持ちよさそうに寝ている方も。(笑)それだけリラックスできる空間、ということですよね、きっと。


日曜だけ、昼も開いている

ビールとナッツで昼下がりのジャズを楽しむ

SONEは夜のイメージが強いお店ですが、日曜日だけは昼も営業しています。

開場13:30、ステージは①14:00〜 ②15:00〜の2部制。

入場料はたった1,000円。アルコールもフードも500円均一なので、ビールとナッツを頼んでも1,500円。飲み物を頼まなければ、1,000円だけで生演奏が聴けてしまいます。

私はこの日ビールを2杯とナッツを頼んで、合計2,500円でした。……なんか、すごくないですか、これ。(笑)

ちなみに現金のみなので、ご注意を。


席を取るちょっとしたコツ

予約は受け付けていないので、並んで入場するスタイル。

前回14時の部に行ったときは、20分ほど並びました。今回は15時からの部を狙ったら、並ばずに入れました。

さらに——14時の部が終わったお客さんが帰るタイミングを狙って中に入ったら、ステージに近いいい席が空いていました。ラッキー!(笑)

2回目ならではの、ちょっとした作戦勝ちです。

ちなみにSONEへは、三宮や元町から歩いて10分ほど。北野坂をぶらぶらしながら、ふらっと立ち寄るのにちょうどいい距離感です。


この日の演奏

SONEのステージで演奏するジャズミュージシャンたち

前半2曲は、トロンボーン・コントラバス・ドラム・ピアノの4人編成。後半5曲は、そこに女性ボーカルが加わって。

トロンボーンって、スライドという棒を伸び縮みさせながら吹く管楽器。あの渋い低音が、ジャズによく合うんです。

曲はスタンダードジャズが中心で、ボーカルの方が一曲ずつ丁寧に紹介してくれました。デューク・エリントンの曲や「Route 66」など。

ジャズに詳しくなくても、するする耳に入ってくる。知っている曲が2曲くらいあって、それがまた嬉しかったりして。


ジャズを聴くと、なぜリラックスできるのか

ジャズには、脳をリラックスさせるα波を引き出す効果があると言われています。即興演奏特有の「予測できない心地よさ」が、脳を穏やかに刺激するのだとか。

難しいことはよくわからないけれど、演奏を聴いているうちに肩の力がすっと抜けて、頭の中が静かになっていく感覚は確かにありました。日常のざわざわしたものが、音楽に溶けていくような。

特別なことは何もしていないのに、なんだか整った気がする。ジャズの昼下がりって、そういうものかもしれません。


おわりに——1,000円からの贅沢

「贅沢」って、高いお金を使うことだけじゃないんだな、と思う。

生演奏、ビール、いい空間、2,500円。飲まなければ1,000円。

ちなみにSONEは夜になると本格的なレストランとしても営業しているそう。ゆっくりディナーを楽しみながらジャズを聴く夜も、いつか体験してみたいと思っています。

神戸・北野坂を歩いていて、ふと立ち寄ってみませんか。日曜の昼下がり、こんな寄り道もいいものです。

The best is yet to come. これからがいちばんいい。


【SONE 基本情報】

場所:神戸・北野坂
アクセス:三宮駅から徒歩約10分
昼下がりのジャズライブ:開場13:30
ステージ:①14:00〜 ②15:00〜
入場料:1,000円
ドリンク・フード:500円均一
※現金のみ・予約不可

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